期間、料金…目的別・お風呂のリフォーム簡単診断|水回りトラブル入門

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2016年5月24日
期間、料金…目的別・お風呂のリフォーム簡単診断

お風呂のリフォームで大事なのは、目的をしっかり定めること。これをはっきりさせないと、料金ばかりがかさんで思い通りの仕上がりになりません。価格や期間の目安から業者に見積もりを依頼するときのコツまで、チェックしておきたいポイントをまとめてみました。

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バスルームのデザインを一新したい!

プロにお願いするお風呂のリフォームは、料金も高額になることが多いぶん、あれこれ心配になってしまうという人も多いでしょう。失敗しないポイントは、リフォームをする目的をしっかりと定め、それを的確に業者さんに伝えること。これさえできれば、はじめてのリフォームでも不安になることは何もないんです。

お風呂のリフォームの中でももっとも大掛かりなのが、バスルーム全体のデザインを一新するというパターンです。まずは自分のイメージに近いバスルームの写真などを持参し、予算を伝えながら詳細をつめていくのがいいでしょう。

14-1お風呂場の様子

デザインというと見た目にばかり気が取られがちですが、機能面も同じくらいこだわってほしいポイントです。まずはバスルーム全体の構造に注目してみてください。

バスルームの構造は、壁や天井と床がそれぞれ独立した「在来工法」のものと、それらがすべてひと続きになった「ユニットバス」のものとがあります。

在来工法では壁と天井、床のあいだにすき間があるぶん水漏れのトラブルが起こりやすいのが難点ですが、ひとつひとつの箇所にこだわって自分の好きなデザインを実現することができます。

いっぽうのユニットバスでは水漏れの心配はほとんどありませんが、料金が高額になることが多く、予算内でおさまるかどうか検討が必要です。目安としては、在来工法では50万円~100万円程度のところが、ユニットバスでは100万円~150万円程度になると考えておきましょう。

必要期間は、1~2か月程度のことがほとんど。生活に支障が出ないように工事の時間帯を指定できることもありますので、ぜひ問い合わせてみてください。

高齢の家族や小さな子どもにもやさしいお風呂にしたい!

小さな子どもや高齢の家族がいる場合は、お風呂の環境づくりにも注意が必要です。水気が多くすべりやすいお風呂は、お家の中でも転倒などの事故が起こりやすい場所。家族のライフスタイルに合わせて、お風呂の設計を変えられると安心ですね。

設計を考えるときのポイントは、お風呂に入るときの動線をよく思い出してみることです。浴室まで行って服を脱ぎ、体や髪を洗って浴槽につかる…という一連の動きを、足腰が不自由な家族が使う場合や小さい子どもと一緒に入る場合にもスムーズにできるかどうかを、シミュレーションしてみましょう。

ドアはやっぱり、間口が広いほうが入りやすいですよね。高齢の家族のために、入ってすぐに手すりをつけるのも忘れないようにしてください。

このとき見落としがちなのは、ドアの種類です。開き戸タイプのものだと、手すりまでの距離が遠くなってしまいがち。引き戸タイプを選んですぐに手すりにつかまれるようにしておくと、転倒の不安もやわらぎます。

洗い場はできるかぎり広くとっておくのがベターです。ひざが弱いと、よくあるお風呂用のいすに腰かけるのがむずかしい場合もあります。腰高のチェアーを置いてもせまくならないよう、空間にゆとりをもたせておきましょう。

14-2お風呂場リフォーム

洗い場の床は、少し高めに設計しておいてください。浴槽のふちをまたぐシーンは、足腰にもっとも負担がかかりやすい瞬間。これによって床と浴槽のふちまでの距離が縮まり、ラクにまたげるようになりますよ。

<参考URL>
ホームプロ/風呂(浴室・お風呂)の在来工法
https://www.homepro.jp/bath/bath-basic/011/

HOMES/浴室・バスリフォームの価格相場と事例
http://www.homes.co.jp/reform/bathroom/price/

LIXIL/安心・快適な住まいのポイント…浴室
http://www.lixil.co.jp/reform/ud/bathroom/plan/?step=s01

パナソニック/浴室・お風呂のリフォーム費用の相場・目安
http://sumai.panasonic.jp/sumai_create/hiyou/bath/

著者:加賀原まこ

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