トイレ掃除に使う「アレ」が、お風呂の排水溝つまりに大活躍!
お風呂の排水溝がつまってしまって水が流れない…。お風呂のトラブルの中でも、もっとも多いもののひとつです。使えば使うほど水がたまってきてしまうので、一刻も早く元通りにしたいですよね。
排水溝のつまりを解消するには、まずはつまりの原因をつきとめることが大切です。つまっているものが何かによって、対処法は変わってくるからです。小さい浴槽の排水溝ではなかなかつきとめにくいかもしれませんが、比較的大きな洗い場の排水溝であれば、これが可能になります。
まずはトイレ掃除用のラバーカップを用意しましょう。ラバーカップの効果が出やすいように、排水溝のくぼみに水をたっぷりとためておきます。あとはトイレ掃除のときと同じようにラバーカップを排水溝にあてがい、押して引くのをくり返すだけ。
ちょっと汚いですが、髪の毛やヘドロ、ゴミなどはこのときに残さず出してしまいましょう。シャンプーのキャップやカミソリのヘッド、使い捨て化粧品の切り口などの固形物がつまっていないかどうかも、排水溝をのぞきこんでチェックしてみてください。
こうしてひととおりゴミが出てきたら、一度排水溝に水を流してみてください。これでスムーズに水が流れれば、ひとまずつまりは解消したということになります。
奥までつまってしまったら、つまりの原因をつきとめよう
これでもまだ流れがスムーズでない場合は、ヘドロやゴミがパイプの奥のほうまで進出してしまっているということです。
この状態では、先ほどのようにゴミを引き出して取り去る、という手は使えません。薬品を使って、パイプの奥のヘドロやゴミを根気よく溶かしていきましょう。
このとき、先ほどラバーカップで出てきたヘドロやゴミをよく観察してみてください。
何が多く含まれていますか?
髪の毛が多い場合は、トイレ用の洗剤を使うのが効果的です。トイレ用洗剤には、髪の毛を溶かす効果のある水酸化ナトリウムが多く含まれているからです。
排水溝にボトル半分くらいのトイレ用洗剤を注ぎ込み、十分な量の水を流してパイプの奥まで洗剤を行き届かせましょう。そのまま20~30分ほど置いたあと、仕上げに水を流して完了です。
石鹸やシャンプーが固まったヘドロのようなものが多い場合は、市販のパイプ用洗剤を使うと効果的です。これらの汚れはアルカリ性の性質をもつので、除去するには酸性の強いパイプ用洗剤がピッタリだというわけです。
このほか家庭にあるものでは、お酢やクエン酸なども使えます。パイプ用洗剤が手元にない場合には、これらのものを使ってみるのもよいでしょう。目安量はカップ1杯ほど。お酢を使うときには重曹を同量混ぜると、ニオイ対策にもなりますよ。
洗剤のなかには、人体に有害な塩素を発生させやすいものもあります。使用する際には、かならず換気をしっかりと行うようにしてくださいね。
<参考URL>
水道一番館/お風呂のトラブル
https://sos-mizu24365.com/diy/bathroom/diy33.html
リフォマ/浴室の排水口がつまってしまった時の解消法
https://reform-market.com/bath-leak/diy-bath-drain