。通常、タンク内の水量が多くなると、下部から上に向かって設置されている「オーバーフロー管」という管から水を逃がすしくみになっているのですが、それが追いつかない場合はタンクから水があふれ出してしまうのです。 解決には、とにかく止水栓を閉めること。とはいえ閉めすぎると今度は水量が足りなくなってしまいますので、タンク内
の出が改善されない場合、もしかすると「ダイヤフラム」という部品に問題があるのかもしれません。ダイヤフラムとはボールタップの近くにある部品で、タンク内の水圧を調節する役割を担っています。 このダイヤフラムが劣化したり破損している場合は、新しいものに取り替えると水の出がよくなることがあります。 これらをすべて試
うなら、トラブルと考えてよいでしょう。 タンクに水を給水するときには「止水栓」という部品が大きくかかわっています。止水栓は、水道管の水をトイレに取り入れる元栓です。 よってタンクに水が溜まらないときには、この部分をまずチェックする必要があります。 画像元:ジャストリフォーム図7-1「止水栓の形と種類」
チなどで横から見て少しへの字になるように曲げるのも、ひとつの方法です。 画像元:TOTO図6-2「浮玉を手で押し下げる方法」 これらの方法により浮玉を適切な位置まで下げることができれば、タンクへの給水がはじまるはずです。順序を踏んで確認と対処を進めていくことが、トラブル解決の鍵となります。
ー図5-3「浮玉の位置と給水の関係」 (Cap)トイレを流すとタンク内の水位が下がり、浮玉が下がる。これをボールタップが感知して給水をはじめる 実際には水量は十分なのに浮玉が何らかのトラブルによって下がったままの状態になったとしても、ボールタップは「水量が足りない」と判断してしまいます。その結果水の供給量が