以前、漫画喫茶でバイトをしていた時、お客さんからトイレが詰まっていると苦情を言われました。
すぐにトイレを点検しにいったのですが、もう床はびっちょびちょ。
その時に私がどうしたかというと、切羽詰ってもう一度流れるかトライしたわけです。 結果はご想像通り。みるみるうちにまた水嵩が増し便器からあふれ出したのです。 もうこの世の終末の風景を見るかのようにただ立ち尽くすしかありませんでした。
小さな漫画喫茶でトイレは一つ。漫喫のトイレが使えないってありえませんよね。 「お客さんの便意、尿意止まれー!」と祈るように修理業者さんを待ちました。
トイレが詰まるのにはいくつかの原因があります。 やってはいけないことを挙げてみました。
1.トイレットペーパー使いすぎ!
これはトイレ詰まりの原因で一番多いものではないでしょうか。トイレットペーパーを使う量というのは人によって異なるもの。小さい頃、トイレの仕方こそ教わりますが、トイレットペーパーの使用量までは教わりませんもんね。
たまに駅のトイレとかでお隣の人がカラカラカラーッと派手な音を鳴らしながらトイレットペーパーを巻き取っていることがあります(聞いてるわけじゃないんです、聞こえるんです)。
あのタイプの人は憶測ですが使いすぎてるような気がします。トイレットペーパーは水に溶けるものなので大丈夫と思っている人が多いのではないでしょうか。
しかしトイレットペーパーでも、量が多く重なってしまうと溶けにくいのだといいます。ぐるぐると巻いて使う人の場合、より溶けにくい状態になってしまうそうです。
2.落し物をうっかり・・・
どうしようもないことですが、トイレを流すタイミングでポケットの中のものを落としてしまうと一緒に流れてしまう危険があります。本当に小さな紙くずなどは大丈夫かと思いますが、大き目の物の場合は配管で引っかかる可能性も高くなるでしょう。その引っかかった落し物に今後、次々とトイレットペーパーが絡まったりして詰まってしまいます。
スッキリして気が緩むかもしれませんが、落し物がないように細心の注意を払いましょう。 普段、携帯電話をよくポロッと落とす人は気をつけてください。まぁその時はトイレが詰まるどころの騒ぎじゃないでしょうけど。
3.その都度は流さない
節約の鬼と呼ばれる人がいます。主婦に多いのでしょうか。
トイレを一回で流さないという節約術もよく耳にするかと思います。あれもトイレの詰まりの原因となるそうです。やめましょう。というか詰まるからとかじゃなくて、なんかやめた方がいいような気がします。
4.タンクにペットボトル
こちらも節約に関するもの。トイレのタンクにペットボトルを入れることで流れる水量が減り水道代の節約になります。しかし水の量が少ないということは流す力が弱いということ。これもトイレ詰まりの原因となるのです。またタンクの故障や水の逆流などにつながる恐れがあるといいます。節約してたはずが修理代で大きなマイナスとなってしまう可能性もあると思います。
5.ティッシュを流す
トイレットペーパーの買い置きがなくなり、やむなくティッシュを使ったという経験、誰もが一度はあるのではないでしょうか。トイレットペーパーとは違い、ティッシュは水に溶けるようには作られていません。
一度くらいならセーフと思いますが、この頻度が多いと溶け残ったティッシュが蓄積されてしまいいつかは詰まってしまうでしょう。トイレットペーパーはけっこう場所をとるものですが余裕を持って買っておく必要があります。
6.トイレで吐く
みんなでお酒を楽しく飲んでいたら、友達の一人が「ぎもぢわるい」。そんな時はトイレにつれていきスッキリさせると思いますが、実はこれもトイレが詰まってしまう原因となることなのです。
他にも生ゴミをトイレに流す人も少なくありません。固形物なので配管で引っかかりやすいという理由も当然ありますが、吐いたものや生ゴミの中には油分を含んだ食べ物があります。この油分というのが配管の中で固まってしまうのだといいます。
さいごに
このように普通に生活していてもトイレが詰まってしまう原因となることをやっていまっていることがわかります。
俗称「スッポン」と呼ばれるラバーカップがどこの家庭にもあるというわけではありません。 いざという時、漫喫の私のように立ち尽くさないために、 準備しておくといいかと思います。 でもあれを家に所持している人=トイレが詰まるほど大きいのをする人というイメージがあります。
ちょっとあれだけは抵抗あるという方は、トイレが詰まらないように原因となることに注意して生活するようにしましょう。