キッチン周りの「水対策」で食中毒防止!建物のカビを防止!|水回りトラブル入門

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2014年7月22日
キッチン周りの「水対策」で食中毒防止!建物のカビを防止!

洗い物、料理等と生活の上では絶対に欠かせないキッチン。 そんな生活に欠かせないキッチンに、トイレの約20万倍の細菌が繁殖しているという事実をご存知でしょうか。 これはキッチン周りには水気や細菌の栄養となる食べ物カスがあるなど、細菌が繁殖しやすい条件が整っているという事が大きな原因です。 また、キッチン周りは水跳ねが多い割にお風呂ほどの防水加工が難しいので、建物として劣化が激しい場所でもあります。 どちらも水による弊害。 この「水」をどうにかできれば健康も保てて、建物も長持ち、まさに一石二鳥です。

取材ライター
  

水による悪影響

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キッチンは、料理の時には食器や食材、洗い物の時にもスプーンなどと、直接口に運ぶものを扱う機会が多い場所でもあります。 直接口に運ばれる物が大変多いキッチン。その周りが汚れると何が起こるか考えてみましょう。

~カビの発生~
水気が多い所ですので、カビの問題は当然の事として付きまといます。

~虫、細菌の発生~
キッチン周りには水気が多い事もさることながら、残飯など害虫や細菌の餌となる物が豊富にあります。

~建物へのダメージ~
床や壁に跳ねた水、それらは木材を腐らせたり、時にはサビとなって建物へダメージを与えます。

直接口に運ばれる物が多い場所に虫やカビ・・・考えただけでゾッとします。 建物へのダメージも最初は小さなものですが、先々の事を考えると早い段階で手を打つ必要があるでしょう。

放っておく程、取り返しのつかないことに

「そんな事別に気にならないし、体にも特に不調なんかないよ」 と思われる方も多い事でしょう。
確かにカビや虫がわいているから必ず体調に異変を起こすという事はありません。 健康上の問題は個人差も大きいので、場合によっては全く実感がわかないのは当然の事です。
しかし、建物へのダメージは確実に発生します。
ちょっとした水跳ねでも、毎日、若しくは一日に何度も同じように水跳ねしたものをそのまま放置すると次第に木材を腐らせたり、錆びさせたりと建物に被害をもたらします。
カビも放置していると必ず痛い目を見ることになります。
カビには菌糸という組織があり、これがパッキンなどに根付いてしまうと、交換でもしない限り落とせなくなることがあります。

賃貸に住んでいる場合は、退去時にあまりにもひどいカビが残っていると、借主の日頃の掃除不足として退去時に敷金から引かれるか、請求される可能性もあります。

水対策は今すぐできる

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最初から水による悪影響がほとんど発生しないのであれば、なかなか落ちない汚れや、建物へのダメージなどに悩まされることもありません。
そうするための方法はあるのか。
もちろんあります。

答えは実に簡単です。
水跳ねを最小限に抑えること。
この一点につきます。

唖然とした方もおられることでしょうが、実はそう無茶苦茶な事を言ってるわけではありません。
具体的には次のような方法で対策を取ることができます。

~流し場に食器を溜めこまない~
流し場に洗い物をため込むと洗い物同士が邪魔をして、すすぎの際に上手に水切りができなくなります。そのまま食器置きに食器を置こうとすると、意図しない所に水滴が飛ぶので、洗い物の後、丹念に洗い場の周りを拭いているつもりでも拭き残しが出ます。こまめに洗い物をして、しっかりシンク内で水切りを行えば洗い物を行う時に他の食器が邪魔で洗いにくいというストレスはありません。


~蛇口を高くする~
蛇口が低いと、蛇口が邪魔をして上手に水を切る事ができず、水でビチョビチョのまま食器置きに食器を置くことになります。そうなると上でも述べたように、水が飛んだりして汚れの原因となります。蛇口は工具さえあれば意外と簡単に高さを変えたりできるものです。様々な型があるので、新しく購入する蛇口の型を間違えないようにするのが一番のポイントとも言えます。
ちなみに蛇口の水の排出口周囲も非常に汚れやすい為、こまめに外して洗うようにしましょう。

~水切りカゴを使わない~
食器の水切りカゴの下や後ろは汚れの温床。夏場などは2日や3日経てば新しいカビが発生します。そうならない為にも、あえて水切りカゴを使わず、ザルなどで代用し、使った後は綺麗な布巾で拭いて片づけます。
若干面倒ではありますが、ずっと同じ場所に水切りカゴを設置したままの状況にならないので、大きな水切りカゴを二・三日おきに洗う手間に比べれば安いものです。

まとめ

水回りの汚れはほとんどの場合水が一番の原因となり、汚れや建物へのダメージの原因となります。
しかし考え方を変えると、水さえ何とかなればほとんどの汚れの悩みを解決できるという事。
環境を整え、少しの手間を加えてあげれば綺麗なキッチン周りを簡単に保つことができます。
健康や建物へのメリットはもちろん、趣味などに充てることができる時間なども格段に増え、あなたの生活も格段に良い方向へと変わることでしょう。

著者:和田ちえみ

取材ライター
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三度の飯より書くこと聞くことが好き。インタビューやプロフィール作成、企業社内報など堅い文章も書けます。人の話を聞き、それをまとめるお仕事が多いです。